子ども目線のトレーニングが有効な理由 その1
なぜ、子ども目線のトレーニングが、潜在能力を引き上げる有効な方法なのでしょうか?
それは、体格や身体能力を超えることができるからです。
柔道というスポーツは、他のスポーツに比べ、生まれながらの才能や能力がなくても、潜在能力を存分に生かすことで相手を負かすことができる懐の深いスポーツです。
一昔前の話になりますが、体の小さな谷亮子さん(柔ちゃん)が、大柄な外国人選手たちをいとも簡単に投げ飛ばしていました。
柔道は体格や身体能力だけ備わっていれば、勝てるというわけではありません。
瞬発力の劣る人間は、力をつけて押し倒して勝っても勝ちは勝ちです。
要するに、自らが持っている特性をフルに活用することができれば、勝てるチャンスがいくらでもあるスポーツなのです。
体格差や身体能力の差を埋める技術を子どものうちにマスターすることで、今後の柔道をより充実させて、試合で勝てる力を得ることができます。